消費増税と同時に、クルマの税制も変わります!

2019/08/26
いよいよ10月に消費税が8%から10%に引き上げられます。同時に、自動車の様々な税金も変更になることはご存じですか?

政府としては「増税前の駆け込み需要」や「増税後の買い控え(冷え込み)」にならないよう、様々な施策を実施する予定です。住宅ローン控除の延長や、キャッシュレスによるポイント還元の他、自動車にまつわる様々な税金も変わります。
「クルマの税金ってどうなるの?」「いつ買ったほうがいいの?」など、よくお問い合わせをいただく疑問について、簡単にご紹介します。
 


【目次】
 (1)クルマの税制 変更のポイント
 (2)結局いつ買ったほうがいいの?~クリーンディーゼル、PHEV、EVの場合~
 (3)新税率は「購入」ではなく、「登録・届出」のタイミング!

 


(1)クルマの税制 変更のポイント
①自動車取得税の廃止
2019年9月登録・届出分まで課税
登録車3%
軽自動車2%

※エコカー減税による軽減あり
②環境性能割の導入
2019年10月以降登録・届出分より課税
登録車0~3%
軽自動車0~2%

※2020年9月末登録・届出分まで上記より1%軽減
③毎年の自動車税の引き下げ
2019年10月初度登録分より
1,000~4,500円 毎年減額
※コンパクトカーほど減税額が大きい。
※軽自動車税は変更ありません。
④エコカー減税と
グリーン化特例が延長
但し、自動車取得税は10月の取得税廃止に伴い、2019年9月登録・届出分まで対象

主なポイントは4つになります。
・自動車取得税の廃止
・環境性能割の導入(新しい課税制度)
・毎年の自動車税の引き下げ
・エコカー減税とグリーン化特例が延長

自動車取得税の廃止は嬉しいのですが、気になるのが「環境性能割」です。
こちらは自動車の燃費性能などに応じた新しい課税制度です。
車種・グレード等によっても税率は異なりますが、最大の税率ですと、従来の自動車取得税と同様の税率で課税されます。(消費増税後、1年間は1%軽減の優遇措置があります。)

また、毎年納める「自動車税」の引き下げも嬉しいですね。
※2019年10月1日以降、初度登録の車に限ります。
排気量が少ないコンパクトカークラスほど引き下げ額が大きく、反対に2500cc超のクルマは1,000円/年の引き下げに留まっています。
 
排気量 引き下げ前の税率
2019年9月登録・届出分まで
引き下げ後の税率
2019年10月以降登録・届出分
引き下げ額
660cc(軽自動車) 10,800 円 10,800 円 0 円
1000cc以下 29,500 円 25,000 円 4,500 円
1000cc超~1500cc 34,500 円 30,500 円 4,000 円
1500cc超~2000cc 39,500 円 36,000 円 3,500 円
2000cc超~2500cc 45,000 円 43,500 円 1,500 円
2500cc超~3000cc 51,000 円 50,000 円 1,000 円
3000cc超~3500cc 58,000 円 57,000 円 1,000 円
3500cc超~4000cc 66,500 円 65,500 円 1,000 円
4000cc超~4500cc 76,500 円 75,500 円 1,000 円
4500cc超~6000cc 88,000 円 87,000 円 1,000 円
6000cc超~ 111,000 円 110,000 円 1,000 円

(2)結局いつ買ったほうがいいの?

クルマの税金だけを考えれば、一見、10月以降に購入した方が税金の負担が少なそうですが、10月以降は消費税10%となる分、負担が増えてしまいます。結局、いつ購入するのがいいのか、わかりづらいですよね?そこで今回は三菱の人気車種で試算してみました。
 


新車購入後、8年間保有した場合のシミュレーション
 

購入する際にかかる様々な税金に加えて、毎年の自動車税も変更があります。
そこで、今回は自動車の平均保有年数を考慮して、8年間でシミュレーションしてみました。
経済産業省の特設サイトでも新車購入後8年間保有した場合のシミュレーションが掲載されています。

●クリーンディーゼル、PHEV、EVの場合
9月登録分まではエコカー減税により、自動車取得税は免税(非課税)です。一方、10月以降の環境性能割においても非課税となっています。
よって、比較の主なポイントは「2%の消費増税分を、自動車税の引き下げ分で埋め合わせ出来るか?」ではないでしょうか。例えば、デリカD:5クリーンディーゼル車の場合は自動車税の引き下げ分では消費増税分を埋め合わせるのは難しいので、9月登録までの方がトータルでの税負担は軽くなりますね。
クリーンディーゼルだけでなく、PHEV(プラグインハイブリッドEV)や、電気自動車も同様の傾向となります。

※経済産業省の公開している情報を元に作成した概算シミュレーションです。試算条件によっては差違が生じる可能性がございます。※また、地方自治体による個別の優遇は試算に含まれません。例:東京都在住の方がプラグインハイブリッド車を購入した際の自動車税5年間免税は試算に含まれません。※メーカーオプション装着に伴うエコカー減税ランクの変更等は考慮されていません。※初度登録より13年経過車の自動車税重課を含めた試算は考慮されていません。

税負担の差額は、車種・グレード・駆動方式・メーカーオプションの有無によっても変わってきますので、ここでは全てをご紹介することは出来ませんが、気になるクルマがある方、購入をご検討のお客様は、お早めにご相談下さい!
営業スタッフがお客様のご希望の条件で試算致します。(※詳しくは営業スタッフにおたずねください。)

●新税率は「購入」ではなく、「登録・届出」のタイミング!

最後に、非常に重要なのが「新税率適用のタイミング」です。
クルマの場合は「購入(成約・契約)」のタイミングでは無く、「登録・届出」のタイミングとなります。
例えば、9月30日にご購入頂いても、登録は10月以降になってしまう為、消費税・自動車関連の税金は新税率が適用となります。

当社では人気車種を中心に9月中に登録・届出ができるお車をご用意しておりますが、車種、グレード、ボディカラー、メーカーオプションなどの仕様によっては10月以降となります。購入をご検討のお客様は、ぜひお早めにご相談ください!

ちなみに、インターネット通販の場合は「購入」ではなく、「商品の発送」のタイミングで決まるそうです。購入の際には余裕をもちたいですね!